2016/08/14
無題
水、風、木、光、草
どれも美しい、夏。
実家の団地へ。
商店街はところどころ変わっていたけど、
ところどころ同じ景色。
橋は相変わらず古く錆びていて、同じ落書き。
人が歩くたびにぐわんぐわん波打って。
橋を見渡せるベンチで休む。
中学校、高校の帰り道、友達と夜遅くまでお喋りしていたベンチ。
通っていた小学校も中学校も廃校だなんて。
沢山いた子供たちはどこへ行ったの。
廃校の小学校の門をくぐり抜けて、ふらふら歩く。
そして、実家の灯を見届ける。ピンポンせずに。
あんなに団地が嫌いだったのに、
ちょっとしたテーマパークみたいだったな。
城ヶ島。
小学校の時に遠足で行った島。
船のおじさんは、2歳の頃に太平洋戦争の時の不発弾で遊んでたら爆発して、
「ほら、ここに火傷の跡あるでしょ」と10円玉大の傷のある手の甲を見せてくれた。
まったく覚えてないって。
この島は、要塞だったそう。